在宅で受けられる医療

公開日 2016年06月01日

最終更新日 2019年10月24日

医療者が自宅を訪問して行う医療行為にとくに制限はなく、加入の医療保険を利用してご自宅でも病院同様の医療を受けることができます。
一部の治療は、患者本人および家族での管理が健康保険で認められています

どんな医療が受けられるの?

医療者の訪問により、病院と同じような医療を受けることができます!

医師や看護師などの医療者が自宅や入居施設を訪問して診察や治療を行う場合、病院外だからということでの制約は、とくにありません。
ですから、在宅でも定期的な訪問診療と緊急時の往診で、病院で受けるのと同じような一通りの医療を受けることができます。

加入の医療保険が利用でき、かかった医療費の1〜3割を自己負担

在宅医療は、加入の医療保険や介護保険など、いろいろな保険を利用して受けることができます。
原則として、かかった医療費の1~3割が自己負担分となります。
ただし、医療保険の種類や所得、年齢などによって異なり、医療費が高額になった場合は、限度額を超えた分が高額療養費として支給される制度などもあります。
くわしくは、加入の医療保険に確認しましょう。

患者および家族が自宅で日常的に管理できる治療法があります

医療者がいない場合に、患者本人や家族だけで管理することが医療保険で認められている治療法もあります(在宅療法)。
診療報酬点数に規定されている在宅療法は下の表に示しています。
医師や看護師の定期的な訪問診療に加えて、患者本人と家族が日常的に管理することで、安心して自宅療養を続けていくことができます。

医療保険で認められている在宅療法
在宅療法名 詳細
呼吸補助療法 呼吸機能に障害がある場合に、呼吸の補助をする治療です。
  • 在宅酸素療法(HOT)
  • 在宅人工呼吸療法(HMV)
  • 在宅陽圧呼吸療法(NPPV)※  など

※マスクなどを使用して空気を送り込む呼吸補助療法

栄養補助療法 食事が困難な場合に、栄養を摂取するための療法です。
  • 在宅中心静脈栄養療法(HPN)
  • 在宅成分栄養経管栄養法(HEN) など
排泄補助療法 自力で排尿、排便ができない場合、その補助を行います。
  • 在宅自己導尿療法
  • 持続導尿
  • 人工肛門  など
補助腎臓療法 腎不全の場合、在宅での人工透析療法が認められています。
  • 血液透析(在宅血液透析療法)
  • 腹膜潅流(在宅自己腹膜潅流療法)  など
在宅注射療法 特定の疾患で、一部の薬剤の在宅使用が認められています。
  • 中心静脈栄養製剤
  • インスリンなどのホルモン製剤
  • モルヒネなどの鎮痛製剤  など

在宅で使われる専門の医療機器
在宅医療で下記のような専門の医療機器が必要になることもありますが、医師や看護師により、使用法の指導、カテーテルやチューブ類の交換などのサポートを受けることができます。
・人工呼吸器
・酸素濃縮器、カニューラ、パルスオキシメーター
・点滴用機材、点滴用ポンプ
・カテーテル用注射器、経管用ポンプ
・カテーテルチップ
・吸引器、吸引カテーテル