在宅医療を受けられる人

公開日 2018年03月12日

最終更新日 2019年10月24日

どんな人が在宅医療を受けられるの?

どのような病気や障がいでも在宅医療を受けることはできます。
現状では、高齢者や重い病気の人、あるいは寝たきりの人など、通院が困難な状態で在宅医療を希望する人が利用しています。
在宅医療が可能かどうかの判断は、かかりつけの主治医が行います。

幼児から高齢者まで年齢を問いません
病気による制限もありませんが、おもにがんや脳卒中、難病などの人が在宅医療を利用しています

在宅医療を行うにあたり、この病気では利用できないなどの制限は、とくにありません。
実際に、在宅医療を利用している代表的な病気としては、がん、脳卒中、認知症、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などがあげられます。
また、難病やひざの障がいなどで通院できない人や、寝たきりになった人なども利用しています。
また、がんの終末期などで、住み慣れた家で過ごしたいと、在宅医療を希望する人もいます。

入院医療も在宅医療も両方受けたいとき

専門的な病気の治療は続けたいと思う一方で、できるだけ家族と過ごしたいという思いもあります。
そのような場合に、日帰りや短期入院で病院の治療を受けながら、それ以外の日常は在宅医療を利用することも可能です。
病気の程度や家族の状況など、個々によってさまざまですので、このページの記事を参考に、どのように医療を受けたいか相談してみましょう。

在宅医療を受けたいときは、医師、看護師、メディカルソーシャルワーカーに相談を!

現在、入院していない場合は、まずかかりつけ医に相談しましょう。
かかりつけ医が訪問して在宅医療はできないという場合には、在宅医療を行う診療所(在宅療養支援診療所など)を紹介してもらうことができます。
かかりつけ医がいなかったり、在宅医療が可能な診療所がわからない場合は、下北圏域の相談窓口や、最寄りの地域包括支援センターに相談してみましょう。

現在入院中の場合は、入院先の主治医、看護師、病院の医療相談室などに相談してみましょう。
病院のメディカルソーシャルワーカーが、在宅医の紹介、病院主治医との連携などについてアドバイスしてくれます。
在宅医療の中心となるのは訪問診療を行うかかりつけ医です。
どのような療養生活を希望するのか、かかりつけ医とよく相談することが大切です。

在宅医療の相談は

  • 入院していない場合

    • かかりつけ医
      お近くの地域包括支援センター相談窓口
      地域包括支援センター
  • 入院している場合

    • 病院の医師、看護師
      医療相談室(退院調整看護師やメディカルソーシャルワーカー)

看護や介護を受けたいとき

訪問看護については、まずはかかりつけ医に相談した上で「訪問看護ステーション」に、在宅介護についてはお住まいの「地域包括支援センター」などに相談することになります。